漆喰のひとかけらを

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【資格試験】AP試験

(約10,000字)

 

 

 

※今日の日記①※

間が空いてしまいました…確定申告祭り以降、仕事に加えて診断士界隈のイベントとか諸々重なりました。
今は、実務補習の一周目が終わり、その間の分のリカバリーも終わり、少しだけ一息つけました。
頭の中は、どちらかというとそっち(実務補習)の思い出とかでいっぱいなのですが笑、書きかけの記事(4月に書いといたやつ)がありますので、先にこちらを上げさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

※4月の日記※

本日、4月24日。
去る21日、応用情報技術者試験(AP)を受けてきたのですが、たぶん受かったと思うので、記録を付けておきたいと思います。
僕の場合、先行して中小企業診断士試験を受けていますので、これから書く日記の内容も、それに引っ張られた感じになりそうな気がしています。
なので、同様or類似の属性の方がもしいらっしゃれば、多少の参考になるかもしれません。

 

で、結論めいたものを先に書きますと、診断士1次の経営情報システム科目を学習された方なら、たぶん、

  • APの午前試験の学習時間はかなり圧縮できますし、
  • 午後試験に関しては、勉強時間数時間とかで行けるんじゃないかな、と思います。
  • ただし、資格を取ってどうなる?という点は、よく分かりませんので本稿の対象外です笑

 

1.資格の位置付け

情報処理の促進に関する法律に基づいて経済産業大臣が行う(実際の試験事務は、同法29条2項に基づき、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に委託されている。)情報処理技術者試験の一つで、4つに区分されている試験レベル中、レベル3に相当するものとされています。
1個上のレベル4になると、ITストラテジストとかネットワークスペシャリストとか、何ともイカした名前の試験になってきます。

試験要綱Ver.5.3p1より)

試験要綱Ver.5.3p11より)

 

ちなみに、この4つのレベル区分てやつ、今回はじめて多少突っ込んで調べてみたんですが、「共通キャリア・スキルフレームワーク」なる文書*1で整理されてるものっぽい*2

同文書の性質について、同書(第一版・追補版)p2から抜粋すると:

経済産業省では2006年10月、産業構造審議会情報経済分科会サービス・ソフトウェア小委員会の下に「人材育成ワーキンググループ」を設置した。翌年7月には「高度IT人材の育成をめざして」と題する報告書が同ワーキンググループにより取りまとめられた。同報告書では、ITスキル標準ITSS)や組込みスキル標準(ETSS)、情報システムユーザースキル標準(UISS)を整理するとともに、これらと情報処理技術者試験の対応関係を明確にし、客観的な人材育成・評価メカニズムを構築する必要性が示された。 
当文書は、同報告書でその中核として位置づけられた「共通キャリア・スキルフレームワーク」を具体的に整理するものである。

…とのこと。要は国としての人材育成の枠組みをまとめたってことかな。

で、同書は、当該人材に必要とされる能力と果たすべき役割(貢献)の程度によってレベルを分けて定義しているのですが、そこでは実は、4段階ではなく7段階にレベル分けされています。

(同書p7より)

このうち下位4レベルが、試験の4レベル区分に対応しています。他方、

レベル5以上については、プロフェッショナルとしての貢献等も含めて経験と実績等を確認するとともに、上位のレベル又は同レベルのピアレビュー等を通じて各スキル標準の評価基準によって判断する。

とのこと(同書p7より)。個々の具体的文脈に応じた業績評価でしか測れないレベルであって、試験による画一的判定に適する範疇にはない、ってことかな、たぶん。*3

試験との対応関係については、同書p14にドンピシャな図が載ってました。

(同書p14より)

 

 

はい。

なお、診断士との絡みで言うと、APに合格した場合は1次の経営情報システムが免除になります。

中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則
41条(第一次試験の免除)1項
:次の各号に掲げる者に対しては、その申請により、それぞれ当該各号に掲げる科目について第一次試験を免除する。
6号 情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号)第29条第1項の規定による情報処理技術者試験情報処理の促進に関する法律施行規則(平成28年経済産業省令第102号)の規定によるITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、システム監査技術者試験又は応用情報技術者試験に限る。)に合格した者 経営情報システム

 

 

2.試験の内容

午前試験と午後試験に分かれています。午前が選択問題で、午後が記述問題。

試験要綱Ver.5.3p13より)

必要な知識は、午前試験対策として入れます。他方、午後試験は、そのうちいくつかの分野につき、記述問題に答えられるレベルで当該分野の知識が「ちゃんと」身についているかが問われる、というイメージでしょうか。*4

 

⑴ 午前試験

出題範囲の大枠は、基本情報といっしょです。ただ、それぞれの分野をもう少し掘り下げてインプットしないといけない感じ。

試験要綱Ver.5.3p22より)

↑の表左側にある出題分野欄を拡大すると、次のようになっています。

範囲の広狭のみを問題として診断士と比較した場合、上記の中分類で言う1~4(基礎理論、アルゴリズムとプログラミング、コンピュータ構成要素、システム構成要素)とか16(システム監査)とかは情報処理試験独自の分野ですね。ここは新たに勉強しないといけないです。といっても別に大したことはないですが。
他方、22(企業活動)とか23(法務)は、診断士だと他科目でガチで問われますから、特段何もしなくて良いです。あ、でも23(法務)は情報処理関連だけを抜き出してる感じだから、経営法務の内容とはかぶらないか。まぁ、とはいえこれも、言ってしまえば正直、豆知識的位置づけに近い。
ちなみに、たぶん1(基礎理論)の中に一応、統計の基礎知識も含まれている、っていう建付けになってるんだと思います。ただこれも出て1問、という感じ。

 

要は、大部分はかぶっていて、経営情報システムの勉強が、わりとそのまま活きます。
もちろん、"活きる"であって、多少の掘り下げは必要ですけれど。

 

で、配点は、1問1.25点。

試験要綱Ver.5.3p16より)

合格点は60点。

試験要綱Ver.5.3p14より)

なので、48問以上正解する必要があるわけですね。

 

ちなみに、午前試験が基準点に達しなかった場合、午後試験は採点されません。

試験要綱Ver.5.3p16より)

イヤですねぇ。*5

 

⑵ 午後試験

こんな↓感じになっているのですが…

試験要綱Ver.5.3p44より)

どっちかというと、過去問の問題一覧ページを見た方が分かりやすいですかね。以下は、僕が受けたR6春期午後試験のp3です。*6

そこにあるとおり、大問数にして全部で5問に答えないといけなくて、うち1問は情報セキュリティ問題で固定(必須)、残り4問は10問の中から好きなのを選んで答えます。
問3~問8は技術系(いわゆるテクノロジ系)の問題ですから、僕みたいな文型畑の人間は、残る問2(いわゆるストラテジ系の問題)・問9~11(いわゆるマネジメント系の問題)を選択することになります。
たぶん、診断士を受けた方で非IT職の場合、大多数が同じ感じになるんじゃないかな、と思います。

 

実際の問題は、例えば同じくR6春期午後の問10であれば、こんな↓感じですね。

選択問題もあるにはあります。が、記述が主です。
字数は少なめです。

 

3.統計情報

合格率とかはあんまり気にせずに受けましたので、ここらへんの話は特に、今回調べて初めて知ります。

統計資料p5より)

APの数字のとこだけ抜き出すと、こんな↓感じ。

  • 1年あたり概ね、約10万人*7が申し込み、
  • そのうち約3分の2が実際に受験し、
  • 合格者は概ね15,000人前後、合格率は2割前後(近年は易化傾向で25%くらい)

という感じみたいですね。
毎年そんなに受けてんのか、すげえな、という感想です。

 

一方、令和6年春期試験の応募者55,569人の属性の内訳を見ますと…

統計資料p12より)*8

社会人が圧倒的に多くて、48,221人。ただ、比較すると社会人の方が多いというだけで、学生さんも7,000人を超えているわけで、絶対的に見れば、これも十分多いって気がしますけどね。しかも春期だけの数だし。

 

平均年齢のデータはなぜか別ファイルになっているのですが…

平均年齢資料p1より)

概ね30歳ですね。
当然っちゃ当然ですが、例えば基本情報と比べると、ちゃんと高年齢層が受ける感じになっているんですね。5歳差くらいでしょうか。

 

4.実施時期、実施方法等

基本情報と違ってCBT化はされていません。年2回(春と秋)しか実施されていませんし、会場でのペーパー受験が必要です。

試験要綱Ver.5.3p18より)

なので…

  • これまた(昔の)基本情報と違い、『午前試験』『午後試験』という名称についても中身が無内容化しているわけではないです。午前試験は午前中に、午後試験は午後に受けます笑
  • 試験終了直後にスコアレポートを送ってくれるようなサービスもありません。結果が出るまで2か月ちょい待たされます。ただ、午前試験の解答はその日のうちにIPAのHPで公表してくれます(夜8時ごろにアップされてたかな、たしか)。このスピード感はさすがIT関連資格、という感じがしますね。

なお、お受験料は、お決まり¥7,500です。

 

5.お受験体験記

ここからは、僕の個人的な感想など。

 

⑴ 受験動機

大きく2つありまして、一つは、「せっかく基本情報とったしな…」というもの
基本情報の勉強を始めたのは純粋に知識吸収のためだったわけですけど、当然、同じ勉強するなら資格とっといた方がいいじゃないですか。だから教本買って読むだけじゃなくて受験も申し込んだわけで。
で、その延長で、「せっかく齧ったし、どうせなら応用情報までとっとくか」、となったわけです。
基本情報みたくプログラミング技術が必要なわけでもなく、机上の勉強だけで行けそうでしたしね。
本屋で教本立ち読みしても、基本情報と比べて、そこまでレべチな掘り下げをしないといけない感じでもなさそうでしたし。

 

と、もう一つは、「どうせまた経営情報システム受けないといけないなら…」、というもの。

どういうことかというと、僕、去年、診断士の論述受け終わった時点で、「ああ、こりゃダメだ」、と思ってたんですね。で、また診断士に再チャレンジするとなると、もっかい1次から受け直さないといけなくて、そうすると、もいちど経営情報システムも受けないといけないし、そのためには多少なりとも勉強し直さないといけない。いくら基本情報とったとはいえ、無勉で行くのはさすがに無理そうでしたし。
なので、「じゃあもう、どうせならAP受けとくか」、となったわけです。
診断士対策という面で言えば、無理矢理でも早くから(事実上)勉強に着手しておかないと、もう億劫なまま超直前まで気持ちが乗らなそうでしたしね。

 

以上、「せっかくなら…」「どうせなら…」というかなり後ろ向きな積極的理由*9ですが、これらのほか、消極的理由、つまり『受けずに回避する理由がなかった(消失した)』、という事情もあって、それは、今年(2024年)は確定申告の期限延期措置がなかった、というもの笑
去年(2023年)は、コロナの関係で、確定申告の期限が「4/15まででいいよ」、ってなったじゃないですか。
実は僕、去年もノリでAPに申し込んでみたんですけど、4/15ギリギリまで確定申告でてんやわんやだったんですね。そのため、試験まで数日という時点で何一つ、本っ当に何一つできていない状態で、「さすがにこれはムリだ」、と思って受験を見送りました。
対して今年は、そういうことにはならなそうでしたので。
申告期限は例年どおり3/15だし、そっから1か月あれば、まあ仕事が忙しくても何とかなるだろ、と考えた次第です。

 

⑵ 受験準備

ア 去年のあいだ

着手時期は去年、診断士論文後の11月くらい。
午前試験は基本情報の延長だから後回しでいいだろ、それより午後だ、基本情報のPythonは苦労したからな、と考え、まずは午後の問題がどんな感じか掴むことにしました。
使ったのはこれ↓。去年申し込んだときに買うだけ買って全く開いてなかったんですよね。

ストラテジ系・マネジメント系問題を選べばいい選択問題は措いといて、まずは必須問題の情報セキュリティ問題の過去問を1問解いてみたんですが。

…意外とイケる。

  • 問題文が長いから、正直、スキマ時間にやるのはかなり苦痛。
  • だけど、いったん状況が咀嚼できれば、書かなきゃいけないことの方向性は分かる。
  • ときどき知識がないとどうしようもない問題も出るけど、そこはもう、どうしようもないというか、あとは午前試験対策に投げるしかないよね。

…という感じでした。

つまり、僕、「あれ、思ったより楽に行けるかも」、と甘く見ました

なのでこの後、一応、上記教本に載ってる情報セキュリティ問題には全部目を通しましたが、過去問を解くというより、半分は読み物を読む感覚で浚いました。いまいち集中できない時は無理せず、すぐ解答見たりもしました。

その後、マネジメント系の問題を一問読んでみたんですが、感想は同じ。「集中さえできれば行けそうだな」、というもの。
で、折しも年末で忙しくなってきたので、そのまま勉強は中断してしまいました。

 

イ 今年に入って

さて、今年1月中旬ごろ、実は自分が診断士論述に合格していたことが判明。よかったよかった。
そうすると「どうせ経営情報システムまたやるなら…」という理由が消失するわけで、どうしようか少し悩みました。
しかし、この時点で既に勉強に着手してたのと、あとは診断士口述もどうやら何とか行けてそうな感触だった勢いもあり、結局、今年もノリで申し込んでみることに。*10

で、そうなると、ぼちぼち午前対策を始めんといかんだろうとなり、検討の結果、今回もキタミ式でいくことにしました。

分かりやすさ第一、スキマ時間でもどんだけ疲れてても頭に入ってくるように。

厚さ、基本情報のそれと比べて、どうでしょうかね。「うわっ」って程ではないですが、そこそこ分厚くなってますね。

 

やったこととしては、キタミ式読んで、同書でこまめにくっつけてくれている過去問解いて…というだけ。
これ、2月の初めにやり始めたんですが、今度は、少し甘く見過ぎました
僕としては、基本情報の延長だからそんなに時間も手間もかからんだろうと思ってたんですが、結局、4月初めまでの2か月かかってしまいました。
「短期間でガッと終わらせるぞ!」という気合が足りなかった(つまりはちゃんと時間を確保しなかった)という要因もさることながら、過去問も、意外とそこまでサクサクッとは解けない。
なんというか、各肢ともそれなりに捻ってあるから、ちゃんと考えないと解けない。午前対策なのに存外、こっちでも集中力が要求されました。そうすると解いた後の理解と解き直しにも一定の時間が要るから、少し長引いてしまった次第。
中盤、けっこう苦痛でしたね。特に3月初め~中頃、確定申告期間だったこともあって。
スキマ時間にこなしてた関係上、勉強と確定申告とで使う時間はバッティングしませんでしたけど、単純に、休めずに疲労が蓄積してしまったという意味で。

 

ウ 直前期

あとは当然、過去問ということになります。↓を買いました。

 

、が…

 

 

 

 

 

 

結局、午前を一回分(R5秋期分)しかしませんでした…。
忙しかったです…。

 

いや、その、最初から分かってたことだろという話なのですが、午前・午後ともに150分の試験なわけで、午前とはいえ80問あるわけですよ。一回分だけでも、
で、問題がそれなりに捻られてもいるとなると、まぁ、こうなります。


直前一週間は輪をかけて忙しかったこともあって、半分は諦めモードでしたね。
前日の土曜すら、多少テキストを見返した程度でした。

 

⑶ 当日

準備不足でどんよりした気分が半分、でもそのかわりぐっすり寝たので多少の気合は宿っているのが半分。
会場に向かいます。いろんな試験を受けてきましたが、ここ↓が会場なのは初めてですね。

下高井戸で降車し、4月の世田谷の風を感じながら10分ほど歩いて、到着。
僕が教室について5分ちょいで説明が始まったのですが、ちょっとびっくり。なにせ席が半分も埋まっていない。「え、これだけ?」という感じ。
前述のように受験率が67%くらいしかないから辞退率が高いんですね。試験当日はそんなこと知らず、「ほえー、こんなもんかぁ」、なんて思ってました。まぁそう言う僕も去年見送りましたしね。
でも、僕の教室、試験が始まっても結局、3分の2と言わず、半分くらいしか席が埋まってなかった気がするなぁ。
まぁ隣がいなかったおかげでのびのびやれましたが。

 

まず午前試験ですが、例によって確信をもって答えられた問題はそんなにない。
ふつう、そういう場合、ひととおり解き終わった後、見直し、あるいは解き直しするじゃないですか。
でも、この試験、80問、150分です。
基本情報の時はもう少し時間に余裕があった(ありまくった)気がするのですが、今回は一周終わった時点で残り30分弱しかありませんでした。
正直、クタクタでした。*11

 

なので、「もうええわい」、と思い、そのまま答案提出していったん教室を出ました。

 

 


外のベンチ*12で昼食にありつきます。
で、コンビニ飯頬張っているうちにふと思ったんですね。「あれ、これ、もうどっかの予備校が解答速報出してるんじゃね?」と。ググってみると案の定、速報出てました。
なので、そのうちひとつのページ見て、さっそく自己採点してみました。
してみましたと言うか、してしまったと言うか。

 

 

 

 

 

 

結果。

そもそもそのサイトで、解答不明として解答が出てなかったのが2問。
残り78問中、正答46問、バツが32問。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

え、残り2問が〇じゃないと不合格じゃん。
これ、当職、終わったじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凹みました。ただ、ぶっちゃけ、納得いかなかった問題が若干あったんですね。
つまり、自分はそこそこ自信があったのに×だった問題。
なので、傲慢っちゃ傲慢、縋っただけっちゃ縋っただけなのですが、予備校の速報が間違ってる可能性もあるわな、と思いました。

 

なので、結論、切り替えて次行こう次、と思って、午後試験のための最後の見直しをしました。
とはいえまぁ、さして見直すべき知識があるわけでもなく、不正アクセス攻撃の一覧とか、セキュリティのとこパラパラ見返しただけですけれど。

 

それで、午後試験を受けたわけですけど、もう、本っっっ当に疲れましたね。
問題文長いのもそうなんですが、いかんせん自分のふだんの仕事とは違うロジックの世界ですからね。それが5問となると、けっこう辛かったです。
で、ヘタに自己採点しちゃったせいで、「これ、頑張っても採点すらされないかもしれないんだよなぁ…」とかふと思っちゃったりするし。

 

今度は、終わったのは、試験終了20分弱前。
今回も、「もうええわい」で提出して帰りました。

 

 


帰りましたというか行きつけの美容室で髪切ってもらい、夕食を外で食べ、本屋さんにも寄るなどして帰宅するとそこそこいい時間で。
ひと段落ついた後IPAのサイト見ると解答がアップされていたので、一縷の望みをかけて(?)再び自己採点してみました。

 

結果、50問正解。

昼に見た某解答速報、3問間違ってました。プラス、昼は解答不明だった2問のうち1問が正解でした。しめて50問正解、62.5点。
他方、午後の方は、たぶん行けてると思うので。
無事、なんとか合格できたかな、と思っています。

 

⑷ 振り返って

僕がこれで実際に合格していたとすれば、午前試験対策として多少の知識は入れたけれども、一方の午後試験対策はほとんどせずに受かった、ということになります。これを基本情報と比較した場合、

  • トータルの勉強自体は、たぶん、同じくらいだと思いますが、
  • 午前試験/科目Aと午後試験/科目Bのそれぞれにかかった労力の割合は、体感として、だいぶ違います。基本情報の科目A(旧午前試験)は経営情報システムの延長でサクッと行けましたけど、科目B(旧午後試験)は苦戦しましたから。

ここ、細かく言うと、科目B(当時午後試験)は勉強に苦戦して、本来もっと時間をかけなきゃと思ったけど確保できず、結果Pythonがひどいことになりました。それでも合格できたのは言語問題以外の得点でカバーできたからですけど、制度変更後の(つまりは今の)『科目B』では、そういうこともできないはずです。だって8割が疑似言語使用のプログラミング問題なわけですから、正面から同分野の対策に取り組む、イコール時間をかけざるを得ない。もちろん、実務経験がある方は話は別ですが。

 

…なので、診断士受験経験者の立場からすると、資格獲得のみを目的としてタイパで考えるなら、間違いなく最初から応用情報を受験して、基本情報はすっ飛ばした方がお得だ、と思います。というか、むしろいっそ、APすらすっ飛ばして、ITストラテジスト受けちゃえよ、とかっていう話になるのかもしれない(受けてないから分からんけど。)。
APを受けるのに上乗せする必要があるのは午前試験対策としての知識であるところ、診断士受験経験者は、たぶん知識欲旺盛な方が多いでしょうから、ストレスもそんなにかからないんじゃないかな。むしろ、経営情報システムのカリキュラム内容は多少無理くり圧縮し過ぎてるところもあるから、APで改めて学ぶと腹落ち感さえあるかもしれない。いまいち記号接地してなかった知識体系が多少はしっくりくるようになる、みたいな。
ただ他方、プログラミングを齧るための最初の足がかりがほしい方には、基本情報もお勧めできるのかもしれない。
まぁ、あっちはCBT受験ができますから、都市圏在住の方であればお手軽に受けられますしね。

 

 

 

※今日の日記②※

…上記の日記を書いたときから約3か月が経過。

まず、合格発表は7/4。無事、合格してました。

 

で、本日7/25、合格証書を受け取りました。

なので、「あ、あの日記、加筆してアップしとかなきゃ」と思った次第です笑

 

 

 

 

 

さて、実は、秋期試験の申込締切がもうすぐ(7/31)なんですよね。選択肢は3つ。

  1. 今回はお休み
  2. ITストラテジスト受ける*13
  3. 情報処理安全確保支援士(旧セキュリティスペシャリスト)受ける

…どうしたもんですかね。

 

 

 

 

 

 

 

*1:このページからDLできます。

*2:あるいは、今は『iコンピテンシディクショナリ』ってやつに発展吸収されているのかな…?ここはよく分かりませんでした。

*3:というか、たぶん、レベル5以上は、「共通キャリア・スキルフレームワーク」の要旨を整理するための機能的概念にすぎず、そもそも現実への適用を前提としてないんだろうな。文書をよく読んでないから知らんけど。だって、例えばレベル6ならレベル6の人が掲っかった名簿がこの国のどこかに存在するのか?というと、しないでしょ多分。

*4:シラバスを見渡した限り、基本情報技術者試験みたく「午前(科目A)は知識、午後(科目B)は技能を問う」的な記述は見当たりませんでしたね。どっかの試験紹介ページでそれっぽいことが書いてあった気もするけど、僕が見つけられてないだけかな。

*5:司法試験の短答と論文みたい。

*6:基本情報が過去問非公開っての、ホント、悪だよなぁとつくづく思う。

*7:ただしコロナの時期は減ってますね。

*8:これ、僕、なんて申告したんだっけな。たしかサービス業にチェックした気がするけど、記憶が定かじゃないや。

*9:法律家的用語法で言う"積極的"、つまり、『受ける』理由である、という意味での"積極的"。

*10:申込期間が1/19~2/7で、ちょうど口述本番前後だったんですよね。

*11:司法試験とか予備試験の時は僕、どんだけ元気だったんだろう。まぁ気合の差ではあったろうけど。

*12:既にけっこう埋まってましたが、座れました。これ、雨が降らなくて良かったなぁ。

*13:後日追記:これ、ダメですね。ITストラテジスト試験は春期しかやってないから秋期日程はありません。後から気付きました。大変失礼しました汗